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COLUMN
第1回 野球とBASEBALL
2002.01.01 Tue
記念すべき1回目の大川日記は今NEWSなどで頻繁に目にするプロ野球選手の自主トレについてです。
最近は海外でやる選手が増えてますが、場所は海外日本問わず、私が思っていることは、まず、開始する時期が遅すぎるということです。
私が担当している大リーグ組(野茂英雄投手、マック鈴木投手)は大体10月中旬からスタートさせます。ちょうど日本シリーズやメジャーのワールドシリーズのやっている時期です。
そこから徐々に身体を作り始めていきます。
例年某室内練習場で1月からピッチングを開始しますが、1月10日前後には捕手を座らせ140キロ以上の球を投げています… そこから2月15日過ぎのキャンプインまでのあいだ変化球やセットポジションなどいろいろな細かいチェックをしながら、調整していきます。
要はキャンプを実戦の場所としてとらえるか、鍛える場所としてとらえるかの違いです。メジャーの選手はインするときには90%以上の仕上がりをしていますが、日本人の選手はそれにしても秋季キャンプがあるせいか休む時期が長く、開始時期が遅いという特徴があります。
野球とBASEBALLの文化の違いということもあってどちらがどうとは一概には言えませんが、選手寿命という点で考えれば、休む時期を短くしOFFの時期でも身体を動かし、良いコンディションニングを維持し、ゆっくり時間をかけて筋力アップなり、ウィークポイントの強化をしていくのがベストでしょう。良く数週間で瞬発力20%アップとかスポーツ新聞で報道されますが、そんなことはまず真っ当なスポーツ医学では考えられなく、しっかりとした地道なトレーニングをしていく以外に急激な筋力、瞬発力アップの魔法のようなトレーニングは存在しないのです。これを読んだ皆さんも誤解しないよう注意して下さい。
そういったわけで我々は長い時期かけて良いコンディション良い筋肉をつくっています。それが選手が長く現役で活躍できる一番の方法だと信じて・・・
では、また次回・・
またBASEBALL関連はキャンプ情報で皆さんにお伝えする予定です。
株式会社ストロングス
代表取締役
大川達也
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