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COLUMN
第553回 カリスマ山根
2018.09.25 Tue
最近のスポーツ界、レスリング栄パワハラから始まり日大アメフト、体操宮川選手パワハラ告発‥小さいもの入れると日体大駅伝監督、日大チアリーダー部、などなどが世間を騒がせた!
その中でもわたしの注目はやっぱり「カリスマ山根明」である。
報道で指摘されている疑惑が白黒はっきりするまでに辞任まで追い込まれたのは残念でならない、個人的にここ最近のマスコミ誘導型の徹底的に排除するまで攻撃するやり方に違和感がある。
グローブの販売で本当に自分の懐にお金を入れていたり、雑談や忖度レベルでなく完全に判定をコントロールしていた確固たる証拠があったのなら別だが、なんとなく怪しいっていうレベルで追い込むのはどうかと思う。
しかも、反対派の黒幕が小指なく刺青入りであったり、信任された新しい会長が詐欺、強要、脅迫で逮捕歴ありってこれはどう見てもただの権力闘争に過ぎないように感じる。
仮に新会長をボクシング以外の分野の成功者を担ぎ出しボクシング関係者が事務局で実務を取り仕切るというスタイルなら話は通るが新体制の長も前科者では山根氏の黒い交友関係を突っ込んでいた意味もよくわからない。
いろんな報道によると確かに山根氏のように強烈なキャラやパワーでボクシングの世界の組織の中で日本の影響力は上がりロンドン五輪の際の清水選手の判定にも影響を与え負けが覆るという例もあったと言われている。
あるところまではどんな世界でも多少のグレーゾーンは必要であり、ただその後その地位に就きたいという者が現れるのは世の常である。
ただ、良い悪いは別にしてああいう強烈なキャラの人間が抹殺されていくのは寂しいと感じるし、今まで山根氏にガンガン世界の連盟に突っ込んでもらって改革や日本の地位向上でいい思いをした人間も多数いるはずであるだから、ずっと終身会長なんていうのも黙認されてきたのだと思う。
何度も言うが、きっちり調査して辞任レベルの事をしていたと証明されてからでも遅くないし、その前にマスコミ報道で潰していくのは好きではないこの世の中である。
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