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COLUMN
第679回 岡田 雅利
2024.09.18 Wed
岡田 雅利 選手が引退した‥
とても良い引退試合とセレモニーだったが、心残りはやっぱりあと一年続けさせてあげたかったという事。
思えば、2019年11月に栗山選手から怪我ばっかりしている岡田ってやつ連れて行きますって言われ来たのが最初、そこからのまる5年の付き合いになる。
最初の頃は全くトレーニングに付いて来れず、本人は真剣にやってても見ている我々や他の選手たちに笑いを届けてくれた笑笑
ここ数年はトレーニングに対する理解度がようやく追いついてきてトレーニングと技術がリンクして良い方向へ進んでいた。
しかしながら、最後の賭けで左膝の「大腿骨 脛骨 骨切り術」という大手術に踏み切り、術後のリハビリとトレーニングは筆舌に尽くし難いほど、大変な道であった!
岡田と大きな目標を立てた、それは一軍の試合に出ること。執刀した整形外科医によるとトップレベルのカテゴリーで競技復帰した例はないほどの困難な目標であった!
さすがのわたしも口では励ましながら「岡田絶対いける!オレが前の筋力にいやそれ以上に戻してやる!」と言いつつ、痩せ細った左脚と手術痕にほんまにいけるんやろか?という不安があったのだが、本人の前では一切不安な素振りや態度に出さず強気でとにかく信じて付いて来て欲しいというのを全面に出し、リハビリとトレーニングを続けた。
厳しくやるだけではテンションが持たないと思ったので昨年はスコアラー職で関東にいた上本氏(現スカウト)も交え上本会という名の会を催し、真面目な話しや息抜き出来るようなくだらない話しをし、いつもずーっと会ではみんな笑っていた!
そういった事を継続して5-6ヶ月経つと筋力がものすごいスピードで上がってきていると岡田から報告が入るようになり定期検診定期測定が楽しみになってくるのである。
ドクターも医療関係者も驚いてると、どんなトレーニングしたらここまで筋力が戻ってくるのか?
はたまた論文レベルとまで言われるようになってきた、嬉しい嬉しい最高に嬉しい気持ちになり、我々の関節や靭帯、腱に負担をかけない安全なトレーニングメソッドがまた大きな成果をあげることが出来た。
恒例の栗山 巧 森脇 亮介 選手と行う自主トレも一部別メニューながら、岡田の下半身は手術した膝回りはおろか、臀筋群 ハムストリングと筋肉でアップグレードした姿で参加した。
その後もキャンプ地にも行きトレーニング、キャンプ後も開幕後もトレーニングを継続し、三軍やファーム(二軍)の試合にも出るようになりいよいよ我々の壮大な目標いや夢が叶うと思って信じてた矢先の引退であった‥
神様 あと一年野球をやらせていただけませんか?どうか?あと一歩夢の入り口手前まできています、ダメなんですか?と思い続けたが、引退という発表も引退試合 引退セレモニーもどんどん発表され現実を受け入れなければならない自分に向き合っていた。
最後引退試合だけどヒット打とうよ!と岡田と話し合い直前までトレーニングを続けた。
9/14 引退試合の日 もちろん試合を観に行った、最後の願い「ヒット打ちますように」は叶った、ツーベースでプロ生活を終え、まさかのタッチアップで三塁まで悪い膝で激走しヘッドスライディングまで見せてくれた。
後日タイムを映像を見て測ったのだが塁間4秒を切っていた、これこそが我々のトレーニングの成果だと思った、岡田は全力疾走で示してくれたのである。
試合後はファンに愛された岡田らしい引退セレモニーで選手生活を終えた。
栗山選手がお膳立てをしてくれて、誰もいない球場で、バックスクリーンにもう一度thank you 岡田 雅利 の画面を映し出してもらい記念に栗山選手 をまじえ記念写真を撮った。
感無量である。
トレーニング指導が終わっても上本のように付き合っていける人間だと信じている、これからの人生もどうかよろしくお願いします!
ストロングスデビュー当時岡田
現役最後のトレーニング
現役最後のトレーニング
ベルーナドーム 引退セレモニー後 栗山選手も交えて
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