メディア関係の皆様へ
本物のスロートレーニングを日々探求し、普及に努めております。
取材・公演・セミナー等のご依頼、Sports+Fieldへの海外キャンプ・海外研修のお問い合わせ
- 株式会社ストロングス
- 〒107-0062 東京都港区南青山7-13-5
TEL 03-5469-3091 FAX 03-5469-3092
E-mail info@strong-s.com
すべて
年号で絞り込む
COLUMN
第6回 野茂英雄選手と合流!!
2002.03.06 Wed
6/18~6/21までタンパベイ・デビルレイズの本拠地トロピカーナフィールドでのボストン対タンパベイの3連戦に行ってきました。
もちろん目的は野茂選手のコンディションニングをするためです。今回は幸い登板予定がなかったのでびっちり昼と夜にコンディションニングを行うことが出来ました。本音は投げているところを生で見たかったのですが、身体のことを考えると最高の日程ではなかったかと思います。
僕が野茂選手に対して行うコンディションニングの主体は腹筋・背筋がほとんどです。 その理由は野茂選手が自分一人で出来る種目(ランニング、ウエイトトレーニングなど)よりも、自分ひとりでは出来ない種目にプライオリティをおいてコンディションニングするため腹筋・背筋を中心とした内容になるからです。
「腹筋・背筋も自分で出来るのでは?」と思う方もいると思いますが、ここで僕が野茂選手と行っているのは感覚系や反応系のトレーニングなのです。これは野茂選手がメジャーリーグに行って以来7シーズン行なってきているトレーニングで、こればかりはメジャーのコンディションニング・コーチに頼んでも上手く出来ないのです。
野茂選手も何度か細かく教えて、こういう感じでやってくれとチームのコンディションニング・コーチに頼んだ事もあるようですが、大体キツくし過ぎて逆に腹筋や背筋の感覚を狂わされたりしたそうです。メジャーのコンディションニング・コーチは他の部位のトレーニングと同じようにあるレベルができると強度・負荷を上げていこうとします…ただ腹筋・背筋に関しては微妙なバランスがあるのでそのへんの感覚が伝わらないみたいです…ただ重りを上げれば強くなるというものではないし、野茂選手は非常に体幹を使うタイプの選手なので特に感覚に対しては気を使わなくてはいけないのです。
そういったわけで僕はお昼のゲーム前と夜のゲーム後1日2回腹筋・背筋のコンディションニングを行っていました。
最終日は早帰りという制度(メジャーでもある球団とない球団がありますが、遠征先で遠征最終日の翌日の先発投手は先に次に移動できるという制度)で早く帰ったのでゲーム後は出来ませんでしたが(その代り空港まで送っていきました)、充実したトレーニングが出来ました。
気になる今のコンディションニングは?というと、成績が物語っているように良い状態を保っています。OFFシーズン中、ウエイトトレーニングをやり込んで増えた体重もそう減っていない、つまりこれはシーズン中のトレーニングで筋量が落ちていないのという意味なので凄くホッとしました。
よく野茂選手の強さの秘密とか聞かれることもあるのですが、野茂選手の強さはこういった日々の努力を継続できる精神力だと思います。なにも特別なことをやっているわけではありません。
また来月には渡米し、コンディションニングをやる予定ですが、そのときは違った状況であるので良いコンディションで今シーズンを乗り切れるように工夫し行いたいと考えています。では・・・
トレーニング契約をしているモデルの長谷川京子さんと。
(トレーニングの模様はまた後日ご紹介します)
本物のスロートレーニングを日々探求し、普及に努めております。