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COLUMN
第162回 怒
2009.10.12 Mon
いちいち新聞の記事に怒っていたら、仕方ないんだけど・・・
どこ見てんだぁ——、もしくは見てないけど推測?想像?して書いたのか?
わからないが、ひどい記事があった。
今、私が取り組んでいる「明治大学ラグビー部」はアマチュアでかつ学生である。
なので、彼らが毎日行っている練習すべての一つの結果が試合ということになる。
お金のためとかではなく、もっと純粋なもののために努力している学生たちに対する記事だと思うと『怒』なのである。
スポーツ紙の中でもラグビーを大きく扱っている某スポーツ紙が、先日の我々明治の試合関連記事の中で、『前半は7トライ取ったが、後半は運動量が落ちて4トライに終わった・・・』という内容の記事を載せていた。
ちょっと待ってよ!って思った!!
それが冒頭の私の言葉につながるんだけど・・・
うちは後半リザーブ(交代要員)7人全て使ってメンバー入れ替えているんで、どこ見て「後半運動量落ちているの?」と聞きたいわけだ。
それとも、残った8人の運動量が落ちたと言いたかったのか?
仮に、交代でフレッシュな状態で入った選手が疲れているわけないんで、残っていた8人が原因だとしても、そもそも「15人」でやるラグビーには当てはまらないコメントだ。
メンバー半分近く交代していて、ただトライが前半の数より少なかったという点だけ見て、運動量に結びつけるのは、いかにも短絡的過ぎないか?
本当に運動量落ちていたら、もちろん、そう書いて貰って構わないが、毎日の努力を間近で見て選手の体力を熟知しているヘッドストレングスコーチとしては運動量が落ちたことが原因で後半が4トライに終わったと言われてもまったく腑に落ちない。
どう見ても、交代した選手が残っていたメンバーとフィットしなくて、うまくGAMEをつくれなかった・・・
という観点であるべきではないのか?
こっちは純粋に何の見返りもなく毎日一生懸命走ってきつい練習に耐えているわけだから、無責任なこと書かないで欲しいと切に思う。マスコミもっとプライド持ってくれって!!
『怒』はここまでにしておくが、とにかく選手達の尊い努力が、たった1行で報われないものにかわってしまう記事はNGである。
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