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COLUMN
第101回 FINLAND編
2007.08.28 Tue
おなじみ『いったいどこまで行くんだぁぁぁ!』シリーズ。
今回はフィンランドです。
元刑務所ホテル 鉄格子が面影有り
目的はTV東京の『大和魂』という番組で、もうSTRONG-Sおなじみと言うか・・・・??STRONG-Sファミリーの諸星和己さん(以下かーくん)がフィンランドのヘイノラで行われるサウナ世界選手権に出場するため、現地でのコンディション調整役で同行させて頂いた。「ただ単にサウナの本場でサウナ入りたかったんだろ!?」という周囲のもっともな意見がある中、生まれて初めてフィンランドに向かった。
「ただ我慢すればいいんだろ?」って思う方もいるとは思うが、120°C以上の狭い密室での、北欧の強者達との戦いは危険を伴うし、時差・気温差などを考えて、よいコンディションを作ることは困難であった。
しかも、これまで大リーグ、テニス、レース、格闘技、アメフト、ゴルフなどなどかなりの選手達の試合前コンディションを作ってきたが、まさか?サウナ世界大会に来るとは夢にも思わなかったので、とにかく初めてづくしの中調整を考えた。
まず、今回は純粋の試合でなく、あくまでも番組の撮影(ロケ)がメインなので、番組用の食事や運動のシーンなどで、余計な体力を使い本番で集中できるか?が着いてすぐ、不安になったことであった・・・。
もうひとつ大会用のサウナで日本での想像を絶したことがあった!
それは、サウナとは名ばかりの熱蒸気我慢大会であったこと。
何回か番組の撮影を兼ねて、世界チャンピオンのティモさんと練習させて頂いたのだが、本当に火傷寸前で耐えなければならない!
これはさすがに辛いぞ!と身をもって体験し、本当にオーバーではなく死ぬかと思うくらい、蒸気は熱く、皮膚と呼吸器系にダメージを与える。
そうした中、選手権当日我々が取った行動は、「いつもと同じようにしよう」ということ。
つまりよそ行きでなく、普段のままで本番に臨むようにした。
なので、朝から軽くGYMでトレーニングし、本番とは全く違う気持ちのいい温度のサウナで軽く汗を流し、会場入りした。
フィンランドのトレーニングセンターにて1
フィンランドのトレーニングセンターにて2/クイックリフトをする私(冗談)
大会の模様などは番組の放送もあるので、今回は大会がどうこうよりもコンディションの視点から書いているが、一言で言うと結構危険であった・・・・。
本番前の前日練習では、大会の審判たちが驚くほどの仕上がりを見せていた、かーくんであったが、本番は北欧の男達のプライドを懸けたガチンコ勝負なので、火傷、呼吸器系のトラブルと背中合わせになった・・・。詳しくは放送を観て頂く事にするが、ギリギリの状況であったことは間違いなく、試合後はアイシングやドクターの診察、薬屋を駆け回っていた!
現地会場にて
本番前
とにかくフィンランドサウナは気持ち良かったが、大会用の熱蒸気サウナはもうゴメンである。
サウナ世界大会のトレーナーはいい経験になり、このような経験をさせて頂いたテレビ東京の水谷プロデューサーに感謝しています。
また、早速日本に帰ってからは、かーくんとともに「サウナうんちく野郎」になっていて、
何かにつけ「本場フィンランドはなぁ・・・こんなもんじゃねーぞ」を言いまくっている最近の我々である。
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