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COLUMN
第267回 TPP私見
2011.11.22 Tue
巷ではTPP(=環太平洋パートナーシップ協定)参加の是非が話題となり問われている。
TPPとはなんぞや?とは敢えてここでは省かせて頂くが、簡単に言うと環太平洋の各国間で関税が撤廃されたら、日本は輸出国だから車、電化製品などの産業が↗になり、逆に安い農産物が輸入されたら、農業は↘になるから・・・
さぁ政府、民主党はどうしよう???ということになっている。自分の地盤が農業寄りの議員は反対だし、その逆は賛成なのである。
ただ自分の選挙やバッジがどうこうより、やはりTPP参加によって日本という国が未来どういう風に進んでいくか?慎重に議論を重ねたり、国が参加したらこうなりますよ・・参加しない場合こうなりますよ・・とかメリット、デメリットをもう少し公にして欲しいとも思う。
食材に関して言えば、遺伝子組み換えなど海外産の安い食材を使った激安飲食店が出てくるのは容易に想像できるし、それを値段が安いからと言って日常生活で食べるようになった日本人にどのような弊害がくるのか?また、それらと共に渡って来る未知のウイルス、病原体に対する対策もあるのか?ないのか?
こういうことを考えたらキリがないが、考えるべきだと思う。
もちろんビジネスチャンスもあるだろう!!
以下が公になっている数字であるが、
内閣府:TPPに参加し100%関税を撤廃すると、GDP2.4~3.2兆円増。
経産省:日本がTPPに不参加だと、雇用が81.2万人減でGDP10.5兆円減。
これに対して農水省はTPP参加だと、農業および関連企業への影響は、GDPで7.9兆円減少し、340万人の雇用喪失になるとしています。
この数字がどれだけ信用性があるか?わからないし、おおざっぱ過ぎて分からない・・・ただ、物、金の他に人も自由にっていう観点でも労働者の移動、医療、教育、福祉、などの参入も不安があるのは否めない!
とにかく、我々が選んでしまった政治家の先生方の判断に委ねるしかないが、何度も言うが冷静に良くも悪くも情報を公にしてこの問題を進めて日本の将来を明るいものにする材料にして欲しいと願っている。
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