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COLUMN
第13回 スポーツは文化か?イベント(興行)か? 【その2】
2002.08.05 Mon
(前回から続く)
ワールドカップの試合会場での大半は、ある狭い層の人たちだけが試合会場で盛り上がり、子ども達はTV観戦という現状を見るにつれ、現時点ではサッカーが『文化』ではなく『イベント』として捉えられても仕方がないのではないでしょうか。
たとえば、例えば人気歌手が絶頂期に東京ドームをコンサートで満席にしていても、その三年後に人気が無くなってしまえば東京ドームから小さなホールでのライブになってしまいます。それも、イベントだから『人気の有る無し』が物差しですから、興業として見れば仕方が無いことでしょう。
しかし、ヨーロッパではサッカーが文化として根付いていますから、『サッカー人気が無くなった』とか、『W杯に関心が無くなった』ということはありませんから、各国の国民が日常的に注目するスポーツとして定着しています。
日本でも、今回のW杯を期に、サッカーが『イベント』ではなく『文化』であるというように定着するような何かしらの『仕込み』が必要だったのでは無いでしょうか。
何年後かに『そんなこともあったね。あのとき盛り上がったね・・・』というような、一種のイベントであったかのようになってしまうとすれば、スポーツ本来の『文化』としてのW杯の目的がなし崩しになるような気がします。
例えば、試合会場に近い地域の少年サッカーのチームには、優先的にチケットを配布するぐらいの事が出来なかったのでしょか・・・(終)
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