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COLUMN
第167回 TV CM
2009.11.20 Fri
TV CMついてもの申す。
最近流れている、スキーヤーの三浦雄一郎さんがGYMっぽいシチュエーションの中レッグエクステンションで鍛えているシーンがある某サプリメントのCMをご存知だろうか?77歳という高齢ながら、元気に登山やスキーに活躍される三浦さんのイメージがトレーニングする姿で映し出されている。
それはそれで良いのだが、やはり高齢者にとって三浦さんは歳とっても元気の代表みたいな感じなので、少なからず影響力はあると思うし、逆に影響力あるからCMで使われているのだと思うので、ちゃんとしたやり方でトレーニングはやって欲しい。
大きく二つ問題がある。
まずは高齢者にも関わらず器具をガシャガシャ音を立ててエクササイズを行っている点。関節の弱くなった高齢者に筋肉をつけてそれをカバーしなくてはいけないのに、こんなやり方をしていたら逆に傷めてしまう可能性がある。
もうひとつは三浦さんが力を入れて汗を掻きながら踏ん張っているシーンがあるのだが、高齢者は力んだトレーニングは禁物なのにあたかも推奨していると誤解されかねない点である。常識的に高齢者が力んだトレーニングをすると高血圧を助長するし、その他血管系に悪い効果をもたらすのは明白である。
あれをみた高齢者たちが自分たちも三浦さんのようになろうと勘違いして、GYMでガシャガシャ音を立ててトレーニングしたり力んでトレーニングしたりすることがないことを願っている。
最後にこういったCMを作る際は、専門家立会いの下撮影することを制作会社の方々には言いたい。
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