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COLUMN
第145回 明治大学ラグビー部 #1
2009.05.25 Mon
先日のトップレポートで 明治大学ラグビー部ヘッド・ストレングス&コンディショニングコーチ就任を報告させていただいたが、最近の私はというとどっぷり明治大学八幡山グラウンド に浸かっている。ストロングス社長業もアスリートのケアも変わらずに行っているため、ほとんど自分の時間がない状況である。しかし!どっぷりと浸かれる現 場があるというだけでもコーチ冥利につきる。幸せだと思うし、本当はかなり嬉しいのである!
では、その八幡山で、どんなストレングス&コンディショニング指導をしているか??少し書いてみることにする。
就任してまず一番初めに手をつけたことは、「今までの古いスタイルのトレーニングをすべて改めること。」であった。
以前はスクワットやベンチプレスを高重量でただひたすら10セット位行うという、はっきり言って最近では珍しいトレーニングメニューの内容だった。
「天下の明治がこんなトレーニングをしているなんて!!」 かなり衝撃的だった・・・
さらに輪をかけて、なぜか怪我人がとても多いのである。トレーニングの影響か?
ヒアリングを行った結果、トレーニングを行うタイミングがおかしいことが判明した。
ヘビーウェイトのトレーニングを練習前に行っていたのである!
これはどういうことか?なぜ、練習前ではいけないのか?答えは簡単である。
まだ身体の出来上がっていない18・19・20歳のアスリートにヘビーウエイトトレーニング後にコンタクトスポーツであるラグビーの練習をさせたらどうなる?壊れるに決まっている。
そこでまずトレーニングの内容を全面的に変更。アメリカのカレッジフットボールやプロのNFLで認められている「短い時間で筋力をアップする上に怪我を防ぐ」ということで実績の高いスロートレーニング(アメリカではHigh Intensity TrainingもしくはH.I.Tとも言われる)にすべてのメニューを変更しもっと安全かつ効率の良いトレーニングにして怪我の可能性を減らし、SPARQトレーニングSpeed・Power・Agility・Reaction・Quickness)と融合させグラウンドでのパフォーマンス向上へ結びつけることを目標にした。
さらにスケジュールを大改革。
昼間はラグビーの練習を思いっきりやって、その後ウエイトトレーニング。週2回、練習後の夜に追い込み、そのあとしっかり睡眠をとって若い身体のリカバ リー力を最大限に利用する。選手は週に2回だが、100名ちかい選手を2部に分けて行うのでトレーニングするほうは週4回なのだー!!!
ということで、お伝えしたいことは日々増えてゆくのですが・・・
また明治大学ラグビー部のトレーニングについては次回に続きます。
それでは、激しいトレーニングをご覧ください!
バランスボールもやってます。(金澤章太 主将4年生)
ベンチプレスもスロトレで。 (西原忠佑 副主将4年生)
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